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話をしてからは早かった。
三月一日解体工事開始、土壁を壊し、腐った柱を取り替え、
補強して、七十年の埃を落とし、産土の神主さんに
お払いをしていただいた竈、お風呂、煙突を取り、大工さんが入り、
電気屋さん、大勢の左官さんが入り、サッシ屋さんが入り、
板金屋さん、ペンキ屋さん、まあ、なんと大勢の職人さん達のお陰で、
あれよ、あれよ、と思う間に、三月末完成。
昔の面影をしっかり残しつつ、梁の黒さを引き立てるように、
ベージュ色の壁がたくみに塗られ、天井は、杉板がうねる様に張られて
大工さんの技が冴える。
そして、なによりうれしいことは、どの職人さんも、気持ちの良い家が
出来たと言ってくださること。
そして、一人も怪我されることなく、完成したこと。
この改築を始めて、十五、六人の方と新しく良いご縁が出来たこと、
感謝、感謝である。
あの祖父母の小部屋は、夫のアトリエへと、変貌を遂げた。
この小部屋は、弟、妹に手の掛かる母親から、祖父母へゆだねられ
寝起きした、夫の最も思い出深い場所である。
私も書斎に欲しいところだが、ここは気持ちよく、夫に譲ることにした。
古い梁をしっかり支える新しい柱。
さて、私達夫婦が、新しい柱となれるか、遺影の父と母の顔に、
ちょっと不安のいろが、垣間見えた。
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